モンキーポッドにようこそ!!       

 ここではモンキーポッドの簡単な紹介をします。
日立製作所のCM『この樹なんの樹 気になる樹・・・・』画面いっぱいに大きな樹が出てきます。
あの樹の名前がモンキーポッドです。あの樹の下でみんなが集まり楽しくホッとできる場所との願いを込めて名付けました。

モンキーポッドは、2002年4月に久喜特別支援学校に通う保護者が集まり、親子だけで過ごす放課後ではなく『子どもに仲間を作ってあげたい』『様々な体験から豊かな時間を過ごさせたい』という願いで発足しました。翌年4月1日より埼玉県放課後対策事業補助金により障害児学童保育を開設しました。
私たちは、障害のある子どもも、家庭と学校との往復だけではない、豊かな放課後活動の実践を創り出すことで、困難を乗り越えられる青年へと成長することを確かめてきました。遊びや生活を中心とした実践を展開することで、子どもの気持ちの育ち、(人格の形成)を実現することをめざしてきました。そのことによって、障害のある子どもの放課後活動に対する社会的な地位を高める運動に大きく貢献してきました。
以上のような歴史的な背景や意味を踏まえて、私たちの理念と倫理綱領を定めます。

理念

【共楽・共歓・共育】 (子どもと保護者と職員が共に楽しみ、喜び成長する)

 

倫理綱領

1. 子どもの理解
子どもの”問題行動”の内側には、その子の本当の願いが隠されています。子どもの表面的で否定的な事がらを羅列するのではなくて、「どうしてなのか」を問い続けましょう。子どもの様子を傍観するのではなくて、子どもに働きかけ、肯定的な事実をつくり出すことによって、子どもを理解するようにしましょう。

2. 子どもへの働きかけ
私たちは、子どもの人格の形成をめざして実践をすすめます。人格の形成とは、自分の気持ちを他者に押し出したり、他者の気持ちとのあいだでで折り合いをつけたりする、子どもにとっては葛藤しやすい過程を含みます。したがって私たちは、子どもの気持ちに対する洞察や寛容をもつようにしましょう。

3. 連携
通う子ども達全員を職員全員が理解することに努めましょう。職員一人ひとりが研修や自己研鑽を通して職員全体の力量を高め、職員間で活発な意見交換と連携に努めましょう。

4. 虐待・抑圧行為の禁止
人格形成とは、子どもの発達における “柔らかい” 機能だとされています。取り戻しが効く機能であると同時に、不適切な働きかけが積み重なると傷ついてしまう機能でもあります。私たちは、虐待やそれに類する行為はもちろん、抑圧的な働きかけを厳に戒めて、子どもとの気持ちのやりとりする力を身につけましょう。

5. 社会との橋渡し
子どもとの実践を土台にして、保護者とも人間的につながり合いましょう。社会に対して、障害のある子どもの発達の豊かさを伝えるなどして、子どもと社会との “橋渡し” の役割を果たすようにしましょう。

6. プライバシーの保護
私たちは、一人ひとりのプライバシーを保護するため、活動を通して知りえた個人の情報や秘密を守ります。